iPhoneを使っている皆さんは、純正アプリ派だろうか、それとも他社製アプリ派だろうか。ここ最近は、iPhoneの標準のマップアプリもGoogle Mapsと互角に戦えるようになってきたが、iPhone発売から数年は、お世辞にも使いやすいものとは言えなかった。Apple大好き人間の私でもそう思っている。周りの人たちは「iPhoneの天気はハズレる」とも言っていた。
課題①:Gmail等は即時通知できない。
そしてもう1つ。iPhoneのメールアプリは評判が悪い。結構有名な話だと思う。多くのiPhoneユーザたちはGmailアカウントを持っていると思うが、Gmailの場合、プッシュ通知が選択できない。つまり、Gmailを使っている限り、素早く返信することは不可能(手動でメールをひたすら更新していれば可能。そんなの無理。)
iPhoneのメール通知は、大きく分けて2つになります。1つ目が「プッシュ」で、もう1つが「フェッチ」です。
プッシュ:メールを受信したら、すぐに通知が来るのがプッシュです。リアルタイムでやりとりすることができます。LINEなどを使っていれば、相手が送ったらすぐに通知がなるのが当たり前になってきているので、普通であれば、こちらを設定しておきたいものです。
フェッチ:決まった時間ごとに新しいメールが来ていないか確認するモードです。プッシュに比べ、バッテリーやデータ通信量は抑えられますが、メールが来ても、データを取得するまで通知が来ないので、時差が生じます。データを取得するタイミングは、自動・手動・1時間ごと・30分ごと・15分ごとの中から選べます。
課題②:送信メール一覧はない(中級者向け)
多くのメールアプリには、何種類かのフォルダ(メールボックス)が用意されている。受信フォルダ(ガラケーのときはは受信ボックスだった気が。)下書き、送信済み、迷惑メール、ゴミ箱、アーカイブなど自動でメールを振り分けてくれる便利な機能だ。もちろんiPhoneのメールアプリにもその機能は備わっている。
その中には、メールアドレスを複数持っていても、受信したメールを一気に確認できる「全受信」というメールボックスが存在するのだが、送信したメールを一気に確認できる「全送信」なるものはない(ちなみにMacは送信メール一覧を作成可能)。送信メールを確認するには、メールアドレスごとの送信メールボックスを確認しなければならないので、アドレスを2つ持っているなら、2回、3つなら3回というように、アドレスを複数管理している人からすると、不便なものとなっている。
課題③:メールアドレスが表示されない(中級者向け)
課題③:送受信に使われたアドレスが分かりにくい(中級者向け)
これは、相手のメールアドレスを2つ以上知っているとき、または自分やメールアドレスを2つ以上持っているときに起こる問題だ。(ちなみにMacでは、常にアドレスを表示させる設定があるので、この問題は解決できる)
iPhoneでは受信メール、送信メールの両方とも「差出人」「宛先」が表示される。ただそこには、xxxx@xxxx.comのようなアドレスが表示されるわけではなく、名前(本名など)だけが表示される。ここの名前にはメールを送信するときに設定している名前、もしくはiPhoneの連絡先に登録している名前が表示される(連絡先の名前が優先される)。普通のメールアプリであれば、この名前を押せば、名前の代わりにアドレスが表示されるものだと思うのだが、iPhoneの場合、名前をタップすると連絡先カードが表示されるようになる。
7月19日(火)訂正・追記
連絡先カードが表示された後、そのメールに使われたアドレスには「最近使われた項目」という文言が小さくグレーの囲みの中に表示されるようである。この方法で、そのメールの送受信に使われたアドレスがiPhoneの標準メールアプリでも確認できるということだが、古いメールでも、最近"使われた"と表示されるので、日本語的には間違っているだろう。使ってはいないのだから。シンプルにわかりずらいと思う。Appleに問い合わせた時も、送受信に使われたアドレスを知る方法はないという回答をいただいたので、そのAppleの社員さんも知らなかったということだろう。
相手のアドレスを1つしか知らなければ問題ないが、すでに2つ以上のアドレスを連絡先に登録している場合、どのメールアドレスを使って送信したかがわからなくなっている。解決策としては、1人の連絡先あたり1つしかアドレスを登録しない。もしくは純正のアプリではなく、GmailアプリなどをApp Storeからダウンロードして利用するしかない。Appleサポートに問い合わせてみたが、やはり根本的な解決策はないようだ。
感じたこと。
「さてはAppleの従業員たち、純正のメールアプリ使ってないな?」