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AirPods Pro 2 (2022)に期待!ロスレスに対応する?

AirPods Pro 2の予想イメージ。AppleDesign/Facebookより。


2019年10月に発表されて以来、ファームウェアアップデートや充電ケースの進化などはありながらも、未だに第2世代が発表されていないAirPods Pro。3年の時が経ってしまいそうでしたが、今年2022年の後半に新型が発売される可能性が高いといくつかの海外メディアが報じています。

ちなみに今までのファームウェアアップデートによる、目立った機能の追加として、

  • Appleの「探す」ネットワークへの対応
    Appleの忘れ物防止タグ「AirTag」などのように、AirPodsを無くした際、iPhoneなどから自分の端末を見つけることが可能となりました。
  • ダイナミックヘッドトラッキングを持った空間オーディオ
    DolbyAtmosに対応したApple Musicの楽曲やNetflixの映画を再生すると、まるで自分の前後左右で実際に演奏しているように聴こえるようになります。
  • 接続するデバイスの自動切り替え
    自分のデバイスに同じApple IDでサインインしていれば、例えば、AirPodsをiPadに接続して映画を見ている最中に掛かってきた電話にiPhoneで応答しても、自動でAirPodsが接続先をiPhoneに切り替えてくれます。

などのアップデートがあります。発売当初に購入された方はこれら3つの機能がないものとして購入したわけですから、お得に感じます。しかしこれはあくまでソフト面でのアップデートであることを覚えておかなければなりません。1つ目の「探す」の機能はBluetoothさえ搭載している製品であればなんとかなりますし、2つ目の「空間オーディオ」に関しては、機能を追加したというよりは、発売当初からAirPodsに備わっていた機能でありながらも、iOS側がその機能に追いついていなかったことによって、機能が隠されていた。しかしiPhoneのアップデートされたことにより、その機能が使えるようになったのでユーザに解禁されたと考えられます。つまりソフト面でのアップデートには追加できる機能に技術的な制限があるのです。

いくら天才的なプログラマーでも、カメラの無いパソコンに、ソフトウェアアップデートによるカメラ機能の追加はできませんよね。
 
Toh【とー】

では現時点でのAirPodsシリーズの最大の問題点は何かというと、それは「Apple Musicのロスレスへの対応ができていない」ということになります。去年Appleは、自社の音楽ストリーミングサービスである「Apple Music」を大きくアップデートしました。追加された機能は大きく2つ。1つ目が先ほども出てきた「空間オーディオ」。もう1つが音質の向上で、それをAppleは「ロスレス / ハイレゾロスレス」と呼んでいます。空間オーディオの方は、ソフト面でのアップデートでなんとかなっても、ロスレスに関してはBluetooth自体が対応していないのでどうにもできません。ロスレスは、楽曲のデータがあまりにも大きいため現時点でのBluetoothではそれを送信することができないということでした。そうなると、月額料金を払っているApple Musicユーザとしては、不満が出てきてしまいそうです。*1

進化したApple Musicに関しては以下の記事で詳しく解説しているので、是非チェックしてみてください!

そこで今年発売されるAirPods Pro(第2世代)で期待される機能として、Apple独自の無線通信技術があります。Bluetoothを廃止することは考えにくいので、Bluetoothを搭載しつつも、ロスレスなどの大きなデータ通信を補うものとして新しい通信規格をAirPodsに備えるなら、一気に問題が解決しそうですね。

さらに、健康管理機能の追加も予想されていますが、これが今年発売されるAirPods Proなのかどうかはわかっていません。しかし、Apple Watchの健康面でのサポートをする機能も年々追加されていますし、昨年、大手製薬会社のJohnson & JohnsonのCEOを取締役に迎えるなど、Appleはフィットネスやヘルスケア分野に力を入れていることは明らかですから、将来的に、医療系の機能が追加されることには期待できそうです。

Source:9to5Mac
Photo:AppleDesign/Facebook

*1:Appleのヘッドフォンシリーズの中で一番高価なAirPods Maxの有線接続でさえ完全なロスレス再生にはならないようです。

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